ローラーに乗ってたら異音？

昨日高負荷トレーニングのため固定ローラー台に乗っていたのですが、一定の時間が過ぎた頃何やら異音が発生(^_^;)
パキッという音がダウンチューブ辺りから聞こえ、一瞬『全損!?』という言葉が脳裏をよぎりました。
実際は全損じゃありませんでしたけど意外と気づかないところが傷んでいましたね。

それは…




どうやらこの辺が怪しいんだけど…

・問題発覚篇

冒頭でも書いたようにローラー台の練習中に異音が聞こえたというわけですが、ローラーから降りてよ～～～く耳を済ませてハンドルを左右に切っていると、リアディレイラー（以下RD）側のアウター付近（ダウンチューブ内部を通る穴付近）でパキッという音が聞こえることがわかりました(^_^;)
とはいえアウターはインナーを外さないと抜けませんから仕方なくRDからワイヤーを外してみます。


またSIS調整が待ってる(*_*)やれやれ…

インナーをRDから取り外し、いざアウターを抜いてみると…？


え～～～！何これ～(ﾟдﾟ)！

組立の時に使ったClarksのステンレスアウターから大量のワイヤーがはみ出していました(*_*)
きちんと末端処理は施したハズなんですけどこんなふうになってしまいましたね…(^_^;)さすがにこのままではマズイので緊急メンテナンス実施です！（そんな大げさじゃない？）


・KEBEL号緊急メンテナンス

フロント，リアの各ディレイラーに接続するインナーおよびアウターワイヤーはダウンチューブ内部の穴を通って（穴の中はインナーのみ通る）接続されます。
KEBEL号を組み立てた時にClarks（クラークス）のステンレスワイヤーキットを使用したのですが、アウターに被せる金属キャップを付けたままダウンチューブの穴には使えないことがわかり何も付けないまま差し込んでいました。コレがダメだった可能性があります。また、シマノのワイヤーキットの場合、樹脂製のアウターキャップを被せます。

それではメンテナンスを進めて行きましょう。
内部のワイヤーがはみ出したアウターと正常なアウターを並べてみると雲泥の差があります(^_^;)


こんな感じ

シフター（STI）側からところてんを押し出すような感じに内部のワイヤーがはみ出していることが見て取れますね。当初はこのはみ出した部分を「叩くことで引っ込めることができるのでは？」と思い一生懸命叩きました（笑）んが、結局のところワイヤーがグニョグニョ曲がるだけで何も変わりません…(^_^;)
仕方ないのでアウターの前後を切断しSTI側にはいつも通り金属キャップを、ダウンチューブ側には樹脂製キャップを付けることで対処です。


すんごい固かった…

安物のワイヤーカッターなのでかなり難航(*_*)組立の時はもうちょっとすんなり行ったんですけどね～。う～む


GTR4カスタム号で使っていたお古の樹脂製キャップを被せる(^^)

幸いSTIからアウトコースを通るワイヤールートだったので若干アウターに余長がありました(^^)良かった～

【改修前】アウト→センター（ハンドルの真下を通るルート）

組み立て時はアウトからセンターに引くルート

【改修後】イン→イン（STIのイン側ルート）

アウトコースをやめイン側に

その後またまた大変なインナー通し作業をして、FD，RDのSIS調整。最後にインナーキャップを付けて終了です。
毎度のことですがSIS調整は写真がありません(^_^;)ﾔﾚﾔﾚ


シマノ純正のインナーキャップ。でも高すぎない？


・まとめ

KEBEL号の組立から1年ちょっとで今回のような状態になりました(^_^;)ワイヤー末端処理が適切に行われていてもこんな感じになったので、やはりアウターやインナーは年1回の交換が必須のようです。
しかしキャップを被せることができる箇所に被せていなかったというのもあるので、きちんとした対処ができているのならアウターの交換は2，3年に一度でも良いのでしょうね。。。
突然のワイヤー切断でディレイラーが操作不能にならないように、日頃からのメンテナンスを心がけることが大切なんだなぁと改めて実感した出来事でした。
みなさんも気をつけてください。


おしまい


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こっちはブレーキケーブル